やっっっっっっとこさ「陰摩羅鬼の瑕」読了。
今、電車に乗ってる時間が実質5分程度なもので、正直平日は全然読み進められませんでした…。
しかし今日だけで半分は読んだな。満足満足。
犯人はすぐにわかるのでミステリとは言い難い話でしたが、それでもラストはうっすら涙。無常と哀しみを感じるいい話(私には)でした。
久々に読む関口の鬱っぷりがたまらなく心地よかったです。(私は基本彼に感情移入して読む)
それにしても死というものと現在過去未来というものとモノの価値観についてものすごーく考えさせられる本だな。
思わず奥付で発行日を確認。2003年の夏。その頃のことを思い出す。あの頃とは全然違う人間である自分に気付く。いや、同じ人間なんだけど立場やらものの考え方やら何やら…あまりにも違う。
違っていいのだろう。いいんだろうけど、気付くとなんか戸惑う。
2003年当時に生きてた友達がもう居なかったり。あの頃の仕事を今はもうしていなかったり。
それを今は日々忘れてまさに忙殺されている。完全に新しい世界で自分は変わらないつもりで別人のように生きている。
私はあまりにも過去に無責任すぎやしないか。とか。あまりにも未来を見てなさすぎじゃないか、とか。
今さらながらにこんな青臭いことを考えてしまうのも、今まで目を瞑ってきたからだ。
不思議なもんで、ランダムに選んだ本が今の自分にぴったりだったり、忘れてたことを思い出させてくれることが往々にしてよくある。
ベストセラーとか新刊本をとにかく濫読する人には無い感覚だと思うけど。
本も案外人を選んで手元に来るのかもしれない。
元々本好きだった人間の欲目かもしれないが、本と人との間にも、相性ってあるんですよ。多分。
ちなみに今は「寺山修司幻想劇集」に入ってます。ますます以って私の思索の糸がこんがらがることは間違いないでしょう(笑)。
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